マリオカートラウンジをプレイしていて、Tier-Gから抜け出せない初心者は多い。実際、ラウンジに登録している人の約30%がIronだ。
そこでこのページでは、Tier-Gのプレイヤーが勝つために改善できることを解説する。
なお当サイト管理者は、Tier-EがIronだった時代にラウンジを始めて数十戦し、勝率8割弱でGoldまで到達したことがある。上位勢には及ばないが、Ironを実際に経験しているので、Ironのプレイヤーに何が足りないのかの理解度は上位勢より高いつもりだ。(実績のある上位勢は高ランクからのスタートなので、Ironを経験していない)
【Tier-G向け】マリオカートの勝ち方
Tier-Gのプレイヤーは基礎が全くできあがっておらず、改善すべきことが多いが、その中でも今日から改善できることを紹介する。
- アイテムを大事に使う
- TA走法にこだわらない
- コイン意識を高める
- 無理に順位を上げようとしない
アイテムを大事に使う
Tier-Gのプレイヤーは、アイテムの使い方が非常に雑だ。
「マリオカートはアイテムゲー」とよく言われるが、全くその通りだ。しかしだからこそ、アイテムは大事に使わなければならない。
わかりやすいのは、アイテムを何も持っていない状態になるべくならないようにすることだ。アイテムがないということは、アイテムゲーであるマリオカートにおいて不利となる。1つはアイテムを持っておきたい。
時にはリスクを負って攻めなければならないが、Tier-Gのプレイヤーはそれ以前の問題だ。アイテムを大事に使うことを身に付けて初めて次のレベルに進める。
以下はアイテムに関して、Tier-Gのプレイヤーが気をつけるべきことの一例だ。
- 緑3やFBを一度に全て使わない。多少残しておき、アイテムボックス前で後ろに投げて消費する
- 後ろの敵のアイテムを確認してから赤こうらをすべて投げる(もちろん赤こうらに限った話ではない)
- 表のキノコを全て即使用して裏のアイテムで敵を攻撃する、というような使い方をしない(倒しておかないと逆にやられる場合は例外)
- 跳弾するアイテムを捨てる場合は後ろに捨てる
TA走法にこだわらない
Tier-Gのプレイヤーは、TA走法にこだわるあまり、レースに集中できていないことが多い。
TA走法は確かに速いが、VSにおいてはできないこともあるし、不要なこともある。
例えばパリプロムナードの2周目最初のグライダー。TA走法は低空グライダーでJAだが、VSでは必ずしもその走法をする必要はない。コインが10枚無いのなら、空中にあるコインを取りに行ったほうが良いからだ。
また、無理にターボ走法をする必要もない。不要なターボ走法のせいでラインが乱れたり、ドリフト開始位置が悪く、ターボが不発に終わったりするケースも多い。
TA走法をできるに越したことはないが、レース内容が悪くなるのであれば、ただ単に直進しても良いということは覚えておきたい。
コイン意識を高める
Tier-Gのプレイヤーは、コイン意識が非常に低い。
例えばレース序盤にコインが少ないのにも関わらず、コインを取りに行かないプレイヤーが多い。コインが少ないまま走っていると、目に見えて勝率が下がる。
特に1周目は余裕があるので、時には停止するなどして、1周目終わりまでにはコインを10枚揃えるくらいの気持ちでいるべきだ。コインの集まりづらい中位をダラダラと走るより、下位に一度下がってでもコインとアイテムを揃えるほうが良い。
コインの重要性や集め方については別のページで解説しているので、コインの重要性をよくわかっていない人は読んでおくと良い。
›【マリオカート8DX】コインの効果・意味を解説
無理に順位を上げようとしない
「1位じゃないと嫌だ」「1つでも順位を上げたい」というような欲張りさんがTier-Gには多い。確かに順位が高ければ得点が増え、その模擬で勝ちやすくなる。
しかし、上手い人は欲張らないことが多い。順位を1つ上げるためにハイリスクな行動をするくらいなら、ローリスクで今の順位をキープしたほうが良いからだ。50%で1位になれるが、50%で被弾して順位が下がってしまうのであれば、何もせずに安全に2位をキープするべきだろう。
わかりやすいのは、3周目最後のアイテムを2位で取り、アカこうらを2つ引いたときだ。すかさず1位に2つとも投げたくなるが、投げるべきではない。ウイニングボム警戒で1つは投げても良いが、3位からアカこうらが来る可能性を考えると、2つ投げるのはやめた方が良い。
点数を稼ごうとする動きが必要になるケースもあるが、Tier-Gのプレイヤーはまずは基礎を固めるべきだ。
マリオカートが効率的に上達する方法
マリオカートがすぐに劇的に上達する魔法のような方法は存在しないが、ただ我武者羅に回数をこなすより効率的に上達できる方法を紹介する。
ラウンジを200戦プレイしても同じTierから抜け出せないという人は一定数いて、そのような人はここで紹介する方法を試してみると良い。
方法1:レース結果をデータにまとめる
スプレッドシートやエクセルを使って、1レースごとの結果をデータにまとめることで、自分の得意不得意を洗い出すことができる。
例えば、成績が良いコースは得意コースであり、積極的に選択していけばmmrを上げやすくなる。これ以上練習する必要性が薄いこともわかる。
一方で、よく選ばれるが成績の悪いコースがあれば、自分の明確な弱点だとわかる。TAをやり込んでいないからなのか、プレイングが悪いからなのかを分析して改善することで、弱点を克服できる。
得意不得意コースを明確にすることで、自分のやるべきことや改善点を見つけ出せるというわけだ。
方法2:自分のプレイを録画して見返す
この方法は、PCやキャプチャーボードなどの機材が必要となるため、お金がかかることに注意。
自分のプレイを録画して見返すことで、経験値を効率的にためることができる。なぜ被弾したのか、アイテムの使い方は問題ないか、下位から上がっていくタイミングは遅くなかったかなどの振り返りができ、次に活かせるからだ。
録画の見返しは、レースに集中する必要がなく、落ち着いた状態で俯瞰して反省できるのもメリットとして大きい。Tier-Gのプレイヤーは、ただ走ることに精一杯になっていることも多いからだ。
録画をすることで、他者に共有もできる。他者に見てもらうことで、自分では気付けなかったことを教えてくれることもある。
機材がない場合はお金がかかってしまうというデメリットは大きいが、録画の見返しは効率的にうまくなる上で非常に有効な手段だ。
1つずつ改善していけば勝てるようになる
このページでは、Tier-Gのプレイヤーが勝つために改善できることを解説した。
要点をまとめると以下の通り。
- 今日から改善できるのは次の3つ:「アイテムを大事に使う」「TA走法にこだわらない」「コイン意識を高める」
- レース結果をデータにまとめたり、レースを見返したりすることで、効率的にうまくなれる
VS力は一朝一夕で身に付くものではなく、1つずつ改善していくことで徐々にマリオカートがうまくなっていく。