「1位を走っていても、トゲゾーこうらのせいで下位に落とされる」と悩んでいる初心者は多い。
このページでは、トゲゾーこうらの仕様や避け方を解説している。
トゲゾーこうらの被害を抑えて、上位をキープしたい人は必見だ。
トゲゾーこうらの仕様
トゲゾーこうらの基本的な仕様は以下の通り。
- レース開始から30秒後以降に出現するようになる
- 3~12位で、1位との距離が一定以上離れている場合に出現する可能性がある
- 使用されると、コースの中央を這いながら1位に向かって進む(コーナーのイン側や壁の中を進むこともある)
- 1位が近くなると宙に浮き上がり、そのとき1位のプレイヤーをロックオンして着弾する
- 一度使用されるとその後30秒間は出現しない
- 使用されてから30秒の間に1位に着弾しなかった場合、そのまま消滅する
トゲゾーこうらの避け方(トゲ回避)
トゲゾーこうらの避け方は以下の通り。
- スーパークラクションを使って破壊する
- ダッシュキノコを使って避ける
- 無敵アイテムを使って無効化する
- 2位のプレイヤーに1位を譲る
- スルーさせる(ヨッシーバレー限定)
- トゲゾーこうらから逃げ切る(200cc限定)
スーパークラクションを使って破壊する
スーパークラクションは、トゲゾーこうらを破壊できる唯一のアイテムだ。1~5位で出現する可能性がある。
1位の際は通常2.2%でしか出現しないが、コインを持った状態でアイテムボックスを取れば、7.4%まで出現率が跳ね上がる。(コインを2枚持つことはないため、コインの出現率分が他アイテムに割り振られている)
なお、アイテムの出現率についてはマリオカートブログ(外部サイト)から引用した。
ダッシュキノコを使って避ける
トゲゾーこうらの着弾直前にダッシュキノコで加速することで、トゲゾーこうらを避けることができる。
これらの加速アイテムは1位では出現しないが、2位で引いたダッシュキノコを持ったまま1位に出るというケースはよくある。
キノコを使うタイミングについては、以下の動画を参考にしてほしい。個人的には、トゲゾーこうらの腹が見えてからキノコを使うと成功する。
無敵アイテムを使って無効化する
スター・キラー・テレサは無敵アイテムであり、トゲゾーこうらも無効化できる。ただし、これらのアイテムは1位では出現せず、1位で所持しているケースは非常に稀だ。
2位のプレイヤーに1位を譲る(トゲ譲り)
2位のプレイヤーが近くにいる場合、わざと停止して順位を下げることで、2位だったプレイヤーにトゲゾーこうらをなすりつけることができる。
特に2位のプレイヤーがキノコやスーパークラクションを持っている場合は、譲り合いも起きないため比較的安全に譲ることができる。
ただし、2位との距離がそれなりに離れている場合は譲りが成功しない可能性が高い。2位のプレイヤーも譲りを警戒するからだ。
2位との距離がそれなりにあるなら、譲らずに大人しく被弾したほうが速いことには注意したい。
スルーさせる(ヨッシーバレー限定)
ヨッシーバレーの前半にある分岐ルートでは、トゲゾーこうらの通るルートは決まっている。トゲゾールートとは違うルートを通り、スルーさせることができれば、そのまま30秒後に消滅する。
1位が黄緑のルート(最短ルート)を通っているときにトゲゾーこうらがルート分岐に差し掛かると、そのままスルーしてくれる。合流地点でトゲゾーこうらに鉢合わないように、ブレーキが必要になることもある。
トゲゾーこうらから逃げ切る(200cc限定)
200ccはマシンスピードが非常に早く、プレイヤー同士の距離が開きやすいこともあり、トゲゾーこうらに追いつかれずに逃げ切れることがある。
トゲゾーこうらの軽減方法(トゲ軽減)
トゲゾーこうらの軽減方法は以下の通り。
- 直前にバナナやステージギミックに被弾する
- グライダー中に被弾する
- ダッシュ板やグライダー板の近くで被弾する
- アカこうらなどに被弾する
直前にバナナやステージギミックに被弾する
バナナの被弾は「スピン」であり、トゲゾーこうらの被弾は「転倒」だ。スピンの場合は被弾しても慣性で前に進み、復帰速度も早いが、「転倒」は慣性が働かずその場で止まる上に、復帰速度も遅い。
そのため、バナナやステージギミックに被弾してスピンし、被弾後の無敵時間中にトゲゾーこうらを受けることで、被害を小さくできる。
タイミング良くバナナが落ちていることは少ないが、自分で投げたバナナに被弾するという手法はトゲ軽減でよく見られる。ただし防御アイテムを使ってしまうため、その後に無防備になる点には注意したい。
グライダー中に被弾する
グライダー中の被弾は全てスピンになるため、トゲゾーこうらを受けても転倒ではなくスピンとなる。ただし被弾するとグライダーが閉じて落下するため、床がない場合は注意。
ダッシュ板やグライダー板の目の前で被弾する
ダッシュ板やグライダー板に乗ることで、一気に最高スピードまで引き上げられる。ダッシュ板やグライダー板の目の前でトゲゾーこうらを受ければ、被弾後に一瞬で復帰できる。
アカこうらなどに被弾する
軽減率はかなり低いが、アカこうらなどに被弾することでもトゲ軽減となる。
アカこうらとトゲゾーこうらの被弾はどちらも転倒なのだが、アカこうらの転倒はわずかに慣性が働き、前方に少しだけ進みながらの被弾となる。
そのため、2位から投げられたアカこうらにあえて被弾し、無敵時間中にトゲゾーこうらを受けることで、わずかに得をする。(防御アイテムの消費もないため一石二鳥)
落下はトゲ軽減にならない
勘違いをしている人が時々いるが、落下はトゲ軽減にならないケースが多い。
落下しに行く時間・ジュゲムに釣られる時間・ジュゲムがどこに戻してくれるかは、どのコースのどの場所を走っているかによって異なるが、上の動画のケースでは、落下しないほうが速いという結果になった。
また、落下せずに被弾することで、自分の落としたコインを回収できるというメリットもある。コインの落ち方にもよるが1~2枚回収でき、集め直す手間が少ないため、総合的に見ても落下しないほうが速いだろう。
トゲ巻き込みは多用しないほうが良い
トゲ巻き込みとは、減速して2位との距離が近い状態でトゲゾーこうらを受けることで、2位も一緒に被弾させるというテクニックだが、多用しない方が良い。
理由は以下の通り。
- ある程度の実力があるプレイヤーは巻き込まれてくれない
- 攻撃的なアイテムを持つ後続のプレイヤーとの距離が近くなる
特に重要なのは2つめの理由だ。
減速することで、中位のプレイヤーとの距離が近くなる。そして中位ではファイアフラワーやトリプルみどりのような攻撃的なアイテムが出やすい。つまり2位を巻き込んだものの、3位以下のプレイヤーの射程範囲に入ってしまい、攻撃を受けやすくなるのだ。
ちなみにトゲ譲りでも同じことが言える。
トゲゾーこうらの投げ方
状況によるが、自分のアイテムボックス前で投げたほうが良いケースがある。
トゲゾーこうらを投げると、1位や2位のプレイヤーが譲り合いをすることがある。すると1位と自分との距離が短くなってしまい、弱いアイテムが出現しやすくなる。また、1位がトゲゾーこうらに被弾することでも同様だ。
自分のアイテムボックス前で投げることで、1位との距離を保ったままアイテムを取ることができ、強いアイテムを引きやすい。
他にも、トゲゾーこうらを表スロットに所持したままにしておくことで、裏スロットの強いアイテムをテレサに盗られないようにするという使い方もできる。
もちろん、裏スロットの時限式アイテムを消費したい場合などは仕方がないが、即投げだけが正解ではないことは知っておきたい。
トゲ分裂について
トゲゾーこうらがターゲットを定める瞬間に、1位と2位の順位が入れ替わることによって起きることがある現象がトゲ分裂だ。
例えば1位がヨッシー、2位がキャサリンだとする。ターゲット決定の瞬間に1位がキャサリンに変わると、キャサリンの画面ではヨッシーにトゲゾーこうらが行き、ヨッシーの画面ではキャサリンにトゲゾーこうらが行くことで、どちらも被弾しない。
逆のパターンもあり、キャサリンとヨッシーの両方にトゲゾーこうらが行くこともある。この場合、どちらかがスーパークラクションを使うと、両方のトゲゾーこうらが破壊される。
トゲ分裂を狙って有効活用するのは難しいが、トゲ分裂に出会ったときに慌てないようにしたい。
トゲゾーこうらの被害を抑えれば勝ちやすくなる
このページでは、トゲゾーこうらの仕様や避け方を解説した。
要点をまとめると以下の通り。
- スーパークラクションやダッシュキノコを持っていれば、トゲゾーこうらを回避できる
- 直前にバナナに当たるなどすれば、トゲゾーこうらの被害を抑えることができる
- わざと停止して順位を譲ったり、2位もトゲゾーこうらに巻き込むという手法もあるが、多用は禁物
トゲゾーこうらは1位にとって不快なアイテムだが、避け方や軽減方法が複数用意されている。避けることができなくても軽減さえできれば、1位をキープし続けることも可能だ。
トゲゾーこうらを理解し、1位を獲ってほしい。