「マリオカートの動画や配信で『打開』ってよく聞くけど、何なのかわかっていない」と疑問に思う初心者は多い。
このページでは、マリオカート8DXにおける打開や打開コースとは何かを解説している。
打開とは何なのかを知って動画や配信を楽しみたい人や、プレイングの幅を広げたい人は必見だ。
マリオカートにおける打開とは
被弾して中位以下で弱いアイテムを持っている場合に、コインとアイテムを揃えて上位に上がる準備をし、最終的に中位以上でゴールすること、ゴールできるように取るプレイングを打開という。
被弾して下位に沈んでしまうことは誰にでもあるが、打開がうまいかどうかで中位以上でゴールできるかが決まる。
打開のやり方やコツ
コースや状況によって取るべき行動は大きく変わるため、最適な打開はその場その場で変化することには注意したい。
ここでは一般論的に打開のやり方やコツを紹介する。
- 打開の準備は早めに始める
- 「キノ3スター」を揃える
- 9位割りにこだわる
- 9位割りにこだわりすぎない
- 2-3,3-1,3-2で無敵アイテムを使う
打開の準備は早めに始める
打開をする際は、一度下位に下がってアイテムやコインを整えるため、レース中盤以降に打開に切り替えても間に合わない。周りは既に準備万端な状況で、自分だけ今から準備を整えるようなものだからだ。
中位以下でコインも少ない場合は、1周目の2個めのアイテムボックスの時点で打開に切り替えて良い。
特にコインはマリオカート8DXにおける最重要アイテムなので、2周目に入るまでには10枚揃えておきたい。
›【マリオカート8DX】コインの効果・獲得する意味を解説
「キノ3スター」を揃える
表スロットにトリプルキノコ、裏スロットにスターを持つ「キノ3スター」が打開の基本の型だ。
トリプルキノコでショートカットしながら中位に上がりつつ、中位以上でスターを所持しておくというのが王道打開パターンの1つと言える。
9位割りにこだわる
マリオカート8DXでは、9位以下でアイテムボックスを取ると、スターなどの強力なアイテムが出やすい。逆に言えば、8位以上でスターなどが出る確率は低い。そのため、9位以下でアイテムを取ることを「9位割り」といい、強力なプレイングとして位置づけられている。
例えばスターを使いながらアイテムボックスを取る際、9位割りをすることでスターを再度引きやすくなる。この動きは「スターループ」と呼ばれ、王道打開パターンの1つと言える。
ここで8位以上でアイテムボックスを取ってしまうと、トリプルみどりやパックンフラワーのような弱いアイテムを引いてしまい、打開の成功率が下がるのだ。
9位割りにこだわりすぎない
先ほどと矛盾するようだが、9位割りにこだわりすぎてはいけない。1位との距離が大きく離れている場合、6~8位でもスターなどのアイテムが出る可能性はあるからだ。
1位との距離が離れているときにわざわざ9位に下がってアイテムを取っていると、前集団に追いつけずに結局9位でゴールするという事態になりがちだ。
マップと何周目なのかを見て、9位割りすべきかどうかを考えなければならない。
2-3,3-1,3-2で無敵アイテムを使う
2-3とは、2周目の3つめのアイテムボックスという意味だ。(アイテムボックスは1周につき3ヶ所に設置されているコースがほとんど)
サンダーはレース開始30秒後以降かつ、1位との距離が大きく離れているときに低確率で出現するため、レース中盤以降に降ることが多い。
つまり2-3,3-1,3-2で無敵アイテムを使うことで、サンダーを回避できる可能性が高い。サンダーが降らなくても、被弾したくないレース中盤以降で無敵状態になれるというだけでメリットとなる。
もちろん、最後のアイテムボックスである3-3で無敵アイテムを使い、無敵のままゴールまで駆け抜ける動きも強いが、3-3以降のサンダーは無いものとして割り切ったほうが良いケースが多い。
打開の際の注意点
打開の際の注意点は以下の通り。
- 同じアイテムボックス群を連続で3回以上取らない
- 1位と離れすぎないようにする
同じアイテムボックス群を連続で3回以上取らない
基本的なことだが、同じアイテムボックス群でアイテムを3つ以上取ると、ペナルティとして3つめ以降は弱いアイテムしか出なくなる。
バナナやミドリこうらで打開はできないため、ペナルティを受けないように3つ以上は取らないようにしたい。
ただし、ベビィパークやスノーランドにあるような流れているアイテムボックスの場合、ペナルティが存在しない。
1位と離れすぎないようにする
1位と離れすぎてしまうと、打開の成功率が下がる。加速アイテムをふんだんに使っても追いつけなくなるからだ。
さらに、パワフルダッシュキノコ(金キノ)+トリプルキノコのような弱い組み合わせのアイテムが出やすくなる。下位で無敵アイテムを持っていないのは致命傷になることが多い。
1位と離れすぎるとデメリットしか無いため、マップをよく見て距離に関する感覚を養う必要がある。
打開コースとは
打開コースとは、1位を走るのが極端に弱く、無敵アイテムや加速アイテムの価値が非常に高いコースのことだ。ダートが多く、強力なショートカットが複数存在するコースは、打開コース度合いが高い。
例えばチーズランドは、ショートカットが序盤に1つ、終盤に2つ存在し、ロングキラーもあるため、典型的な打開コースとなっている。
›ロングキラーの仕組みや条件、使用場所を解説【マリオカート8DX】
打開コースでは、被弾して打開に切り替えるのではなく、はじめから打開の動きを取る。
代表的な打開コース一覧
代表的な打開コースは以下の通り。人によっては打開せずに前を走る選択をするコースもある。
- マリオサーキット
- GBAマリオサーキット
- SFCマリオサーキット3
- DSマリオサーキット
- ピーチサーキット
- ヨッシーサーキット
- キノピオサーキット
- カラカラさばく
- N64カラカラさばく
- チーズランド
- リンリンメトロ
- スノーランド
- ロックロックマウンテン
- GBAスカイガーデン
- ピーチガーデン
- リバーサイドパーク
- サンセットこうや
- ベビィパーク
- マリオカートスタジアム
- ドーナツへいや
- ヨッシーバレー
- エキサイトバイク
打開しにくいコースの特徴
打開しにくいコースの特徴は以下の通り。
- ショートカットがないコース
- 1周が短いコース
- 道幅が狭いコース
- コインの設置が少ないコース
ショートカットがないコース
打開の際には、キノコやスターでショートカットをすることで、前集団に追いついていく。逆に言えば、ショートカットがないコースだと前集団に追いつきにくく、打開の成功率は低くなる。
ツルツルツイスターやSFCレインボーロードなどが該当する。
1周が短いコース
1周あたり30秒程度で走れるような短いコースの場合、悠長な打開は禁物だ。1位との距離が大きく開いてしまうと、どうやっても追いつけなくなる。
コインやアイテムのために停止する猶予が少なく、素早い打開の準備が必須となるというわけだ。
モーモーカントリーやデイジークルーザーなどが該当する。
道幅が狭いコース
道幅が狭いと、攻撃を避けるスペースがない上に、攻撃アイテムが反射しやすいため、被弾しやすくなる。
例えばネオクッパシティのようなコースは道幅が狭い上に、急カーブが多くキノコを使いにくい関係上、打開しにくいと言える。
いざ中位に上がろうとするときに被弾すると、一気に苦しくなる。1位との距離が開くだけでなく、コインを失うからだ。そして余計にキノコを使わされ、打開のプランを崩される。
コインの設置が少ないコース
設置されているコイン枚数が極端に少なく、コインを集めにくいコースは打開しにくい。
例えばワリオスノーマウンテンは、2周目頭まででは大量にコインが設置されているが、2周目頭以降はほぼ設置されていない。つまり2周目頭まででコインを10枚集めておかないと、打開は成功しないと思って良い。
逆に言えば、コインの設置が少ないコースでコインを10枚集めることができれば、打開の成功率は高くなる。
打開を知ることでマリオカートで勝ちやすくなる
このページでは、マリオカート8DXにおける打開を解説した。
要点をまとめると以下の通り。
- 打開とは、下位でアイテムやコインを整え、中位以上でゴールしようとするプレイングのこと
- 打開の準備はレース序盤で終わらせるのが理想
- 真っ先にコイン10枚を目指す
- 打開の際の重要アイテムはスター
- コースによって打開のテンポを変えるべき
このページで紹介したのは一般論的なものなので、打開が上手くなるためには実際のレースで慣れていき、その場その場で最適な打開を模索していく他ない。
打開が上手くなることで、目に見えてマリオカートの勝率が上がるはずだ。