このページでは、マリオカート8DXにおけるテクニックを紹介し、簡易的に解説している。
基本テクニックとは、基礎的なテクニックだけでなく、知ってさえいれば簡単に実践・習得できるテクニックであり、上級テクニックとはある程度の練習が必要となるようなテクニックを指すことにする。
マリオカートをもっと上手くなりたいという初心者は必見だ。
- 【基本】ロケットスタート・スタートダッシュ
- 【基本】ドリフト
- 【上級】溝落とし
- 【基本】MT・SMT・UMT(ミニターボ・スーパーミニターボ・ウルトラミニターボ)
- 【上級】着地ドリフト(着ドリ)
- 【基本】減速ドリフト
- 【基本】空中ドリフト
- 【基本】ニュートラルドリフト
- 【基本】ねじれ
- 【上級】早溜め
- 【上級】直線ドリフト(直ドリ)
- 【基本】JA(ジャンプアクション)
- 【基本】縦JA・横JA
- 【基本】低空JA
- 【基本】MTJA
- 【上級】7D(しちでぃー)
- 【上級】枝処理
- 【上級】SJ(スライドジャンプ)
- 【上級】SJA(スライドジャンプアクション)
- 【上級】加速ディレイ
- 【基本】MTグライダー
- 【基本】低空グライダー
- 【基本】斜めグライダー
- 【上級】ジャイログライダー(めいずグライダー)
- 【基本】高速グライダー
- 【上級】高空グライダー
- 【上級】崖越え
- 【上級】柵越え
- 【基本】スリップストリーム(SS)
- 【上級】NISC(ノーアイテムショートカット、ニスク、エヌアイ)
- 【基本】早決め
- 【基本】9位割り
- 【上級】赤消し
- 【基本】トゲ回避
- 【基本】トゲ軽減
- 【基本】テレサケア
- 【基本】高速緑
- 【基本】ロングキラー
- 【上級】ハンドルアシスト
【基本】ロケットスタート・スタートダッシュ
スタートダッシュ時、特定のタイミングでAボタンを押し続け、スタート時の加速を最大限得る基本テクニック。
「2」が完全に見えてからAボタンを押し続けると成功しやすい。
【基本】ドリフト
Rボタンと左スティック入力によって、減速せずにコーナーを曲がる基本テクニック。
【上級】溝落とし
ドリフト中、前輪を空中に出しながらコーナーを曲がるテクニック。
【基本】MT・SMT・UMT(ミニターボ・スーパーミニターボ・ウルトラミニターボ)
ドリフトをしばらく継続し、青い火花を解放することで得られる加速がMT(ミニターボ)。
MTが溜まった後さらにドリフトを継続し、オレンジの火花を解放することで得られる加速がSMT(スーパーミニターボ)。
SMTが溜まった後さらにドリフトを継続し、紫の火花を解放することで得られる加速がUMT(ウルトラミニターボ)。
イン側に左スティックを倒す時間が長いほど、ターボが溜まりやすくなる。例えば左コーナーの場合、左に倒す時間が長いほど速くターボを溜めることができる。
【上級】着地ドリフト(着ドリ)
ドリフトをする際、ミニジャンプの着地寸前に左スティック入力を入れるテクニック。
着ドリをすることで、車体がまっすぐな状態からドリフトが開始され、ミニターボを溜める時間を稼ぐことができる。(=イン側に倒す時間を稼げる)
【基本】減速ドリフト
ドリフト中にBボタンを適度に押し、減速しながらドリフトすること。
カートの後ろにアイテムを付けている敵に追いつかないようにするときや、アイテムやコインを取るためのタイミング調整など、実戦での使い道が地味に多いテクニック。ごく一部のコースでは減速ドリフトが必要なこともある。
ただしBボタンを押しすぎて減速しすぎると、ドリフトが解除されてしまう。
【基本】空中ドリフト
ドリフト状態で空中に出たとき、ドリフトが解除されずにターボを溜めることができるテクニック。Rボタンを押しっぱなしにするだけなので簡単だ。
【基本】ニュートラルドリフト
ドリフト中に左スティック操作をしないことで、減速を抑えるテクニック。
左スティックを動かさないことでターボが溜まるのは遅くなるが、スティック操作による減速を抑えられる。
【基本】ねじれ
一瞬だけ着地ドリフトをすることをねじれという。
主な用途は以下の通り。
- ターボを溜めにくいコーナーにドリフトで入る前に使う
- ジャンプアクションをする前にねじることで、低い位置を飛ぶことができ、速くなることがある
コーナーと逆方向に一瞬ねじることで車体がコーナーと逆方向を向くため、ターボを溜める時間を稼ぐことができる。
【上級】早溜め
ドリフト中、左スティックを斜め30~45度付近に倒すことで、ターボを早く溜めるテクニック。
スティックを斜めに倒すことでコーナーを緩やかに曲がることができ、イン側に倒す時間を稼ぐことができる。
早溜めの詳細は別のページで解説している。
【上級】直線ドリフト(直ドリ)
ミニターボを溜めて加速を得ながら直線を進むテクニック。
ミニターボ値の高いカスタムが主流になってからは、直ドリの価値が上がっている。
さらに、左右に揺れながら進むことで、敵プレイヤーからの攻撃に当たりにくいというメリットもある。
【基本】JA(ジャンプアクション)
段差でRボタンを押すことで、着地時に加速を得る基本テクニック。JAを発動させるためには一定以上のスピードが必要なので、被弾直後など、スピードが低いときは発動できない。
【基本】縦JA・横JA
左スティックを上下のどちらかに倒しながらジャンプアクションをすると縦JA、左右のどちらかに倒しながらだと横JAという。(上JA、右JAなどと言うときもある)
水中では縦JAをしたほうが速くなる。
JA後すぐコーナーがある場合、コーナーの方向のJAを出したほうが良い。また、MTJAをするときもドリフトの方向のJAを出すと速くなる傾向にある。
【基本】低空JA
JA時の滞空時間を短くすることで速くなるテクニック。
低空JAのコツは以下の通り。
- 早めにJAする
- ねじってからJAする
基本的には低空JAのほうが速いが、逆に遅くなることも稀にある。
【基本】MTJA
MTとJAを同時に出すことで速くなるテクニック。
同時というのは、Rボタンを離してMTを解放した瞬間にJAを出すことを意味する。
【上級】7D(しちでぃー)
トランポリンのような地形において、ドリフトで侵入し、MTを解放した後にJAを出すテクニック。
DKジャングルやミュージックパーク、キノコキャニオンなどで使える。
【上級】枝処理
7Dの強化版で、DKジャングルのみで使えるテクニック。
手順は以下の通り。
- 根っこの前のドリフトを、根っこの上で開始できるようにする(動画のように右端から入る必要性は薄い。根っこ前にある3枚のコインの真ん中を取るように侵入すれば良い)
- 根っこで車体が跳ね上がったら、左スティックは動かさない
- 着地寸前にドリフトを解除し、直後に左ドリフトをかける
- 左入力のままダッシュ板に侵入
- トランポリンに着地する前にMT解放し、トランポリンでJA
なお、どう見ても木の根っこだが、なぜか枝処理という名前になっている。
【上級】SJ(スライドジャンプ)
JAの加速中にドリフトをし、加速が切れる間際にミニジャンプをしてドリフトを解除することで、わずかに速くなるというテクニック。
ただしその後減速するというデメリットがあるため、ゴール直前や、直後にダッシュボードやジャンプ台がある場合などの、デメリットを無視できるときに使う。
【上級】SJA(スライドジャンプアクション)
SJの最後のミニジャンプをJAに置き換えたもの。2連続でジャンプ台があるときなどに使う。
【上級】加速ディレイ
JAによる加速の発動を遅らせるテクニック。手順は以下の通り。
- 低いJAを出す(低空JAという意味ではなく、すぐに着地するようなJAという意味)
- 着地と同時にミニジャンプをする
成功すれば、ミニジャンプの後に加速する。
JAによる加速を遅らせることで、次のsjaを可能にするといった使い道で用いられることが多い。限定的なテクニック。
【基本】MTグライダー
グライダー板にドリフトで侵入し、グライダーが開いてからMTを解放するテクニック。グライダーが開くと、ドリフトが自然に解除されるため、簡単な処理。
なお、SMTやUMTでも同様だ。
【基本】低空グライダー
MTグライダーの要領でグライダー板に侵入した後、グライダーが開く前にMT解放した後、即座にRボタンを押すことで、低空グライダーとなる。SMTやUMTでも同様だ。
多くのグライダーで低空グライダーを使うが、一部のグライダーでは低空を入れないほうが速い。
なお、直進でグライダー板に入った場合も同様に、グライダーが開く前にRボタンを押せば低空グライダーとなる。
【基本】斜めグライダー
グライダー中に車体が斜めを向いているほど速くなることを利用したテクニック。MTグライダーの要領でグライダー板に侵入すれば、自然と斜めグライダーになる。
基本的には以下の手順になることが多い。
- グライダーに侵入してターボ解放(低空グライダーにすることがほとんど)
- 少しの間、斜め上入力で高度を下げる
- 斜め下入力で高度を上げる
- 着地寸前に斜め上入力で前輪から着地
【上級】ジャイログライダー(めいずグライダー)
斜めグライダーの強化版テクニック。ジャイロをオンにして斜めグライダーをすることで、スティック入力の斜めとジャイロ入力の斜めが加算され、通常の斜めグライダーより速くなる。基本的に、キノコを1つ以上持っているときに使う。
おおまかな手順は以下の通り。3~5はほぼ同時に行う。
- グライダー板に侵入する前か直後にジャイロを手早くオンにする
- (キノコを使う)
- 左スティックを斜め下入力
- 曲がる方向へコントローラーを傾ける(コントローラーを床に置き、左右どちらかに30度ほど、さらに手前に30度ほど傾けた角度)
- キノコを使う
- 着地寸前にジャイロをオフにする
マリオカートスタジアムやドルフィンみさきなどでよく使われる。
【基本】高速グライダー
大砲グライダー(勢いよく飛んでいくタイプのグライダー)で使うテクニック。
グライダー板でJAをするのではなく、ミニジャンプでグライダー板にちょうど乗ることで、グライダーが即開いて速くなる。
【上級】高空グライダー
グライダーを高く飛ぶことで飛距離が伸びて速くなるテクニック。ただしスカイガーデンでしか使えないため、練習優先度は低い。
手順は以下の通り。
- ダッシュ板の左手前に着地できるように右ミニジャンプ(ドリフトではなく、ただのミニジャンプ)
- グライダーでJA
- ターボが切れるまで下入力
- 茶色のゾーンを超えたら成功
【上級】崖越え
キノコキャニオンでのみ使う必須テクニック。キノコキャニオンは人気コースであり、走る機会が多いため必須。
手順は以下の通り。
- 崖の左側にドリフトで侵入
- キノコを遅めに使う(コインの近くで)
- 崖ギリギリでMT解放と同時にミニジャンプ
【上級】柵越え
キノコキャニオンでのみ使うテクニックで、崖越えの強化版。崖の奥にある柵も越えることで、崖越えよりさらに速くなるが、難易度が高く、100%成功させるのは難しい。
崖越えよりさらに左側から侵入することで車体が跳ね、それと同時にミニジャンプをすることで成功しやすい。
【基本】スリップストリーム(SS)
敵プレイヤーの真後ろを走ることで風よけとして利用し、一時的な加速を得るテクニック。エレクトロドリームなどの序盤に長い直線があるコースは意図せずとも発動することが多い。
なお、ターボの加速と重なると意味がないので注意。
【上級】NISC(ノーアイテムショートカット、ニスク、エヌアイ)
キノコを使わずにショートカットをすることをNISCという。MT+ミニジャンプで飛び越えたり、SMTで強引にダートを突っ切ったりすることが多い。
なお、MT+ミニジャンプで飛び越える際、ダートに入る前にMTを使い切ることと、ミニジャンプの際には左スティックに触れないことが重要であるケースがほとんどだ。
【基本】早決め
アイテムのルーレットを早く止める基本テクニック。
アイテムボックスを取ってからしばらくしてLボタンを押すことで、ルーレットが早く止まる。
【基本】9位割り
アイテムボックスを9位以下で取ることで、強いアイテムを引きやすくするテクニック。
マリオカート8DXでは出現するアイテムが順位によって決まっている。9位以下では攻撃アイテムが出ず、無敵アイテムなどの強いアイテムが出現しやすい。
【上級】赤消し
後ろから追尾してくるアカこうらを、防御アイテムを使わずに消すこと。
車体の後ろに付けた防御アイテムを壁にめり込ませたり、コーナーのイン側に寄ったりすることで成功することが多い。
›赤消しのやり方・コツを解説【マリオカート】
【基本】トゲ回避
キノコを使ってトゲゾーこうらを回避するテクニック。特定のタイミングでキノコを使うことで、トゲゾーこうらの爆風を突っ切ることができる。個人的には、トゲゾーこうらが腹を見せたのを目視してからキノコを使うと成功しやすい。
なお、スーパークラクションでトゲゾーこうらを破壊できるが、トゲ回避と言うときにはキノコによる回避を指すことが多い。
【基本】トゲ軽減
トゲゾーこうらに被弾する直前に別の何かに被弾することで、無敵時間中にトゲゾーこうらを受けるテクニック。バナナやステージギミックに被弾することが多い。
トゲゾーこうらの被弾は転倒であり、バナナの被弾はスピンだ。スピンのほうが復帰が速いため、トゲゾーこうらに被弾するよりお得というわけだ。
【基本】テレサケア
テレサを警戒して、重要なアイテムを裏に隠しておくテクニック。
【基本】高速緑
大砲グライダーの終わり際にミドリこうらを投げるテクニック。超速で飛んでいく。
【基本】ロングキラー
特定の場所でキラーを使うことで、通常より長く継続させるテクニック。
ロングキラーの原理は別のページで解説している。
›【マリオカート8DX】なぜロングキラーになるのか?原理を解説
【上級】ハンドルアシスト
コースアウトしそうなときに、瞬間的にハンドルアシストをオンにしてコースアウトを防ぐテクニック。
実際の対戦において、走りをミスしたり敵プレイヤーに押されてコースアウトさせられたりすることは多いので、ハンドルアシストを使えると便利だ。